発電所への道中**——傷ついたエレキテル**

夜道を黙々と進むシュンとカイ。

静寂の中、遠くで微かに雷の音が聞こえる。

「ちょっと待って!」

突然、シュンが足を止める。

カイが無言で立ち止まり、シュンの視線の先を見ると——

そこには、傷だらけで倒れているエレキテルの姿があった。

シュン「おい、大丈夫か……?」

エレキテルは弱々しく震えており、呼吸も浅い。

シュンはすぐにバッグからキズぐすりを取り出し、慎重に吹きかけた。

カイは無言のまま、その様子をじっと見ている。

シュン「ほら、これで少しは楽になるだろ?」

エレキテルはゆっくりと目を開け、シュンを見つめる。

一瞬、安堵のような表情を浮かべるが——

「……!」

突然、険しい顔になり、発電所の方向を鋭く睨みつける。

そして、そのまま迷わず駆け出した。

シュン「おい、待て!」

カイ「……行くぞ。」

二人はエレキテルの後を追い、発電所へと急ぐ——。