バロウシティー研究所 – ヌノイリオン vs. ファントム団

研究所内でのバトルは熾烈を極めていた。

「ズルッグ、けたぐり!」

ズルッグが素早く駆け寄り、コマタナの脚を蹴り上げる。だが、コマタナはその攻撃を受けながらも、鋭い**「メタルクロー」**で反撃! ズルッグは吹き飛ばされ、床に転がった。

「ハリマロン、つるのムチ!」

ハリマロンのツルがコマタナを絡め取るが、もう一体のコマタナが**「つじぎり」**でツルを切り裂いた。

「フォッコ、ひのこ!」

リオンのフォッコが炎を放つも、コマタナは素早く回避。隙を突いて**「おいうち」**を決め、フォッコを吹き飛ばす。

「くそっ…どうすれば…!」

ズルッグ、ハリマロン、フォッコ。3匹とも消耗が激しく、息も荒い。対するコマタナたちは、まだ余裕の表情を崩していなかった。

ヌノイは拳を握りしめながら考える。

(こんな時、シュンなら…!)

脳裏に浮かんだのは、以前シュンと孤児院の子どもたちが遊んでいた時のことだった。

回想 – シュンの冷静な判断

ある日、孤児院で遊んでいた子どもたちが、ボール遊びの最中にボールを屋根の上に乗せてしまった。

「取れなくなっちゃった…」

子どもたちが困っていた時、シュンは冷静に辺りを見回し、近くの木の枝を使ってボールを落とす方法を思いついた。

「直接取るんじゃなくて、周りを使えばいいんだ」

それは「相手に正面から挑むのではなく、環境を利用する」という考え方だった。

現在 – 逆転の作戦