夜の帳が下りる中、焚き火の明かりが静かに揺れていた。道端に設営したテントのそばで、シュン、ヌノイ、リオンの3人は協力して夕飯を作っている。リオンが手際よく調理し、ヌノイが焚き火の火加減を調整する。シュンは不器用ながらも手伝いながら、もうすぐモリアスタウンに着くことに胸を高鳴らせていた。

「もうすぐジム戦かぁ…」ヌノイが呟く。

「今までのバトル、どうだった?」リオンが尋ねると、シュンは自信満々に答えた。

「負けなしだよ。全勝」

一方のヌノイは肩を落とす。「俺は…結構負けた…」

シュンはそれを聞いて、「まぁ、勝ち負けはつきものだからな」と軽く流したが、ヌノイは納得いかない様子だった。それでも、シュンは揺るぎない自信を持っていた。このままジムリーダーに勝ち、その次はあの謎の少年、カイ。そして、兄のエド…。

「…さて、寝るか」シュンはそう言って、リオルとケロマツのモンスターボールを握りしめる。「明日はジム戦だ。おやすみ、リオル、ケロマツ」

火の粉が舞い散る中、彼は静かに目を閉じた。

モリアスタウン到着

翌朝、シュンたちはついにモリアスタウンに足を踏み入れた。大きな岩が点在するこの町のシンボルは、力強さと歴史を感じさせるモリアスジム。

シュンは自信に満ちていた。これまでの連勝が彼に確かな手応えを感じさせていたのだ。

「さっさとジムに行こうぜ!」ヌノイがデジタルマップを頼りにジムへと案内する。

しかし、ジムの前にたどり着いた瞬間、そこには肩を落としたユノの姿があった。

「ユノ?」

彼女は驚いた顔を見せるも、すぐにうなだれた。「負けちゃった…ジムリーダー、めっちゃ強かった…」

シュンはその言葉を聞いても、どこか楽観的だった。「俺は勝つよ」

そのまま4人でジムの中へと足を踏み入れ、シュンはいよいよジムリーダー・ダゴンへと挑戦することになった。

バトル開始直前、ヌノイが得意げに言い放つ。

「シュンは無敗のチャンピオン、エドの弟なんだぜ!」

リオンとユノは驚き、思わずシュンを見つめる。