夜の静けさの中、幼いユノはおばあちゃんの前で不思議そうに首をかしげていた。 おばあちゃんの手には、ユノがいつも身につけているブレスレットが握られている。
おばあちゃん「これは私たちの一族に代々受け継がれるもの…そして約束よ。」 幼いユノ「約束…?」 おばあちゃん「そう…このブレスレットを来るべき日まで守り続けること。大昔に先祖が残した約束——」
ユノはぼんやりとブレスレットを見つめた。約束…それは一体何を意味するのだろう?
——そして現在。
遺跡の湖、戦いの最中!
遺跡の湖を取り囲む石柱の影に、赤や青の光が乱舞していた。 ルクレシアとセリスの戦いは続いている。
ルクレシア「アハハ…ねぇジムリーダーさん。私ばっかりに構って大丈夫かしら?あなたが連れたお子様達、もうそろそろ限界よ?」
セリス「あなた達如きに負けるようなトレーナーを連れてくると思う?私はあの子達の覚悟を信じて、自分のやるべきことをやるわ!」
セリスのマリルリがアクアテールを放つ。しかし、ルクレシアのカラマネロは優雅にひるがえりながらかわし、冷たい笑みを浮かべる。
場面はユノへ。 ユノのヒバニーがファントム団のポケモンたちに囲まれていた。 ユノは必死に指示を出し、攻撃を繰り返していたが、相手の数が多すぎる。
(——おばあちゃん…。)
ユノの頭に、幼いころの記憶がよぎる。しかし、すぐにもう一人の姿が浮かんだ。
——「俺は兄ちゃんとの約束を守るために旅に出た!」
シュンのまっすぐな言葉が、ユノの心を強く揺さぶる。 自分は何のために戦っているのか。なぜ、ここに立っているのか。
(自分自信が約束したわけじゃない…ましてや、約束内容がなんなのかすらわからない…一つだけわかるのはそれはきっととても大事な事。だから——)
「わたしも……守りたい…!」
ユノが叫んだ瞬間、ヒバニーの体がまばゆい光に包まれる! 進化!ヒバニー → ラビフット!
ラビフットが素早く飛び跳ね、新たな技「ニトロチャージ」で燃える軌跡を描きながら敵を蹴散らす!
一方、ヌノイはハリマロンとズルッグを必死に指揮し、ファントム団と戦っていた。
——「そんなの大丈夫だって!ファントム団なら一回やっつけてるし!なぁシュン!」