遺跡の湖 – 戦いの幕開け
静寂に包まれた遺跡の湖。光がほとんど届かない薄暗い洞窟の奥、魔法のリングが眠る古びた祠の前で、セリスたちは立ち尽くしていた。
遺跡の中央に立つ女性は余裕の笑みを浮かべながら言葉を放つ
「私はルクレシアファントム団幹部よ」
彼らの目の前には、ファントム団幹部・ルクレシアが悠然と立っていた。彼女の鋭い視線が、まるで全てを見透かすかのようにユノを見つめる。
「本当に驚いたわ。あなたたちのような子供が、わざわざ私の計画を手助けしに来るなんて。」
その声に、ヌノイが不機嫌そうに眉をひそめる。
「なに言ってんだ?意味深なセリフばっかり言いやがって。」
ルクレシアは薄く笑うと、指を鳴らした。
ゴォォォ……!
周りに居た大勢のファントム団達は何匹ものコマタナとキリキザンを繰り出した。鋭い刃を光らせ、ゆっくりと彼らを包囲する。
「このリングが異世界へと繋がる鍵。残りの5つを集めなきゃ本当の扉は開かれないのよ。」
その言葉に、ユノの目がわずかに揺れる。
(残りの5つ……?)
無意識に、彼女は手首にあるブレスレットを触れていた。
「もしかして……」
ルクレシアはそれを見逃さず、確信したように笑う。
「ふふ……やっぱりね。」
「なんだそれ!?わざわざ説明してくれるなんて親切すぎるぜ!」
ヌノイは緊張しながらもボールを構える